お金のプロに聞け!FP相談室
ファイナンシャルプランナーの先生が、あなたの質問にズバリ回答!キャッシングの賢い活用法など、キャッシングについての皆さんからのご質問に、FPの先生がQ&A方式でお答えします。
※皆さんから寄せられた質問の中から、毎月選択しての回答となります。
すべての質問にお答えするわけではありませんのでご了承ください。
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ファイナンシャルプランナー紹介
黒田尚子(くろだ なおこ)
立命館大学部法学部法学科 卒業後、株式会社日本総合研究所に入社。システムエンジニアとして、主に学校システム開発に携わる。同社を退職後、FPとして独立。相談業務及び講演・講師・執筆活動に従事。
大林 香世(おおばやし かよ)
九州大学文学部卒業後、株式会社福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社、教材・雑誌編集などを担当。
同社を退職後、FP会社勤務を経て、独立系FPとして相談業務や執筆等を行なっている。
今月の質問と答え
Q 既に数社から80万円程、キャッシングしています。最近、審査が厳しいように感じるのですが、先月、返済が遅れたことでブラックリストに載ってしまったのではないかと不安です。きちんと返済を続ければ、ブラックリストから外されるのでしょうか?
A
3ヶ月以上延滞してしまうと、その後完済しても登録されてしまいます。
 借金の返済が遅れると、信用情報機関に登録されます。このような返済事故に関する情報が登録されることを、俗称として「ブラックリストに載る」という言い方をするようで、『ブラックリスト』という特別なリストがあるわけではありません。
 一般的に、ブラックリストに載るのは、「債務整理や自己破産をした」「長期間の延滞を繰り返している」「多くの会社から借り入れをしている」などの場合で、返済が遅れについては、返済が滞った期間によって変わりますが、おおむね3ヶ月以上延滞してしまうと、同じく事故情報として登録されます。
 したがって、ご相談者の滞納期間がそれよりも短ければ、ブラックリストに載っていることはないでしょう。
 3ヶ月以上滞納しているのであれば、その後、きちんと返済or完済したとしても、金額にかかわらず、事故情報として5年間記録が残り、今後のローンやキャッシングに影響してきます。
 最近では、返済日をメールで知らせてくれるサービスなどもあります。毎月忘れず返済しましょう。
s  なお、ご自分の「信用」状態が心配であれば、各個人信用情報機関に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
Q まとまったお金が必要なので、不動産を担保にお金を借りたいのですが、銀行、信販、専業系と様々な商品があるなかで、どこで借りればいいのか迷っています。なにを基準に選べばいいのでしょうか?
A
金利、返済条件など自分のニーズに合った条件のものを選ぶことが大切!
 「不動産担保ローン」とは、マイホームなどの不動産を担保にお金を借りられるローンで、目的は特に問われないため、おまとめローンなどにも利用することができる有担保のフリーローンです。不動産という担保がある分、通常の無担保のフリーローンよりは、比較的低い金利でまとまった金額の借り入れができ、借入期間も長期で設定することができる点がメリットです。
 たしかに、不動産担保ローンも、銀行などさまざまな金融機関で取り扱っていますが、他のローン同様、金利や返済期間、借入金額、返済方法、審査までの期間、返済のしやすさなど、自分のニーズに合った商品を選ぶのがポイントです。
 例えば、少しでも金利が低い方が良い場合は、銀行の不動産担保ローンなどがお勧めですが、その分、審査や借り入れ条件は厳しくなります。
 また、商品によっては、担保内容によって金利等が異なる場合もありますので、複数の業者から審査を依頼し、少しでも有利な条件のものを選ぶことが大切です。その際、審査には、通常3日程度かかる場合が多いため、時間には余裕をもって検討しましょう。
 なお、不動産担保ローンは、もし万一返済できなければ、この不動産を手放すことになります。借り入れの際には、きちんと返済できるかどうか計画を立てて借り入れしましょう。
Q 友人の結婚式が重なったせいで手持ちが足りず、初めてキャッシングをするつもりです。後ろめたい気持ちがするのですが、皆さん、どういった際にキャッシングされるのでしょうか?
A
「急にちょっとお金が必要になった」ときに便利なのがキャッシングです。
 理由を問わず、すばやく必要な資金が借りられるのが「キャッシング」。キャッシングを利用するのは、お祝い事が重なったり、入学・進学・就職、転勤・引越しに伴う出費があったり、急な病気・ケガで医療費がかさんだりと、ご相談者のように、予期せぬ出費で手持ち資金が足りなくなった場合が多いのではないでしょうか。安易な利用はすべきではありませんが、お金を「借りる」という自覚を持って、「次の給料で一括返済できるはず」「月○円ずつ返せば△ヶ月で無理なく返せるはず」と、返済まで考えた上で利用するのであれば、後ろめたく思う必要はありません。必要資金を借りる代わりに、ちゃんと利息も払うのですから。
 ただし、キャッシングは利用目的が自由な分、車のローンや教育ローンなどの目的別ローン等に比べると、金利が高い場合が多いので、「急な必要資金を短期で借りる」ことに限定して利用するものだと考えておきましょう。借りやすいからと気軽に借りていると、考えていた以上に借入が膨らんで、返済に困ることになりかねません。
 また、「思わぬ出費」は、日々の生活でどうしてもあるものですから、「おもわぬ出費」に備えた貯蓄もしておきましょう。支出は本来、収入+貯蓄でまかなうものであり、キャッシングは一時的な資金不足を補うもの、という基本を忘れずに利用すれば、借りすぎることもないですよね。
Q 消費者金融の店舗に行くと誰かに会いそうで嫌なのですが、ほとんどの金融会社がインターネット上でキャッシングが出来ると聞きました。実店舗での申込方法と変わらないのでしょうか?
A
ネットで申し込み、書類等のやりとりはファクス・郵送で・・・と、来店不要で手続きできるローン商品もあります
 最近は、多くの金融会社で、インターネット上でキャッシングの申込ができます。ただし、「ネットでキャッシング」といっても、ネット上で必要事項を記入して申し込み、審査に通ったら、本人確認書類等を持参して店頭や無人契約機で手続きをする場合もあります。ネットで申し込み・審査後、本人確認書類をファクスすると融資金が指定口座に振り込まれ、契約書等は郵送される等、まったく来店不要で手続きできる場合もあります。手続きの方法は、金融会社やローン商品によっても異なるので、利用の際には事前にご確認を。
 なお、ネットでのキャッシングの場合も、融資のための審査が行われるのは、店頭で手続きする場合と同様です。本人確認書類や収入を証明できる書類も必要になりますし、信用情報機関への今までのローンの利用歴などの照会も行われます。
 また、ネットでの申し込みは手軽で便利ですが、短期間に何件も申し込むと返済能力を危ぶまれて、審査をとおりにくくなる場合もあるので気をつけましょう。複数のローンを申し込んで比較したい場合には、ローン比較サイトの一括申込サービスなどを利用されるのもよいでしょう。